パーソナルトレーナーしゅしゅあのTERUです.
今回は狭心症についてです.
当店での運動で狭心症の症状がなくなったお客様がいらっしゃいましたので,
今回は狭心症に対する運動の効果についてお伝えしていきます.
狭心症を簡単に解説すると,
動脈硬化が進行して心臓の血流が悪くなった状態が狭心症です.
下の図は動脈硬化で血液の流れが悪くなった状態です.
心臓に栄養と酸素を送る血管の動脈硬化がさらに進行すると心筋梗塞へと進展します.
命にかかわる病気です.
心筋梗塞が起こり,心臓の筋肉への血管が詰まると心筋虚血という状態になります.
動脈硬化の治療・予防として運動があります.
動脈硬化に対する運動の効果としては以下の通りです.
①心拍数が少なくなると心臓の負担が減る
心拍数とは1分間に心臓が血液を送り出す回数なので,
回数が減ると心臓の負担が減ることになります.
②血圧が下がると心臓の負担が減る
血圧が高いということは血液が流れにくいということです.
血液が流れにくければ,心臓は頑張らないといけなくなります.
結果,心臓の負担が増えることになります.
運動の継続で血圧が下がると心臓の負担が減ることになります.
③動脈硬化の危険因子が改善する
運動によって内臓脂肪が減ると
内臓脂肪から分泌されている「サイトカイン」も減ります.
サイトカインにもいくつかあるのですが,
サイトカインの中には糖尿病・高血圧・心筋梗塞・脂質異常症・肥満を
悪化させるものがあります.
その中の一つに動脈硬化を進行させるサイトカインがあり,
運動で内臓脂肪が減ることでサイトカインも減り,動脈硬化が改善していくのです.
④自律神経のバランスが整うことで血流が改善する
年齢を重ねると自律神経のうち副交感神経の働きが鈍くなります.
すると自律神経のうちのもう一つである交感神経の働きが強くなります.
交感神経は血管を収縮させて血液の流れを悪くしてしまいます.
血液の流れが悪くなると,心臓はより強く収縮して血液を送り出すことになるため,
心臓の負担が増えることになります.
明るい時間帯の運動で交感神経が高まると,
メリハリが効いて夕方以降に副交感神経が高まります.
副交感神経が高まることで血管も弛緩して血流が良くなるので心臓の負担が減ります.
⑤運動後に筋肉がほぐれると血流が改善する
筋肉が張っていると筋肉をつらぬいている血管や筋肉の隣にある血管を圧迫して
血液の流れが悪くなることがあります.
血液の流れが悪くなると心臓が頑張り,心臓の負担は増えてしまいます.
ここで,適切な負荷量で運動すると,その後に筋肉がほぐれます.
筋肉がほぐれると血管への圧迫が減るので,心臓の負担も減ることになります.
運動自体が心臓には負担になるのでは?という疑問が浮かんだ方もおられると思います.
低負荷の抵抗運動は心臓の負担が少ないということがわかっています.
ただし,きつすぎる運動は心臓の負担も大きくなるので,注意してください.
どれくらいが適切な運動量かはやってみないとわかりません.
運動を継続してみて,狭心症の症状がなくなっていれば適切な運動量だといえるでしょう.
無理のない範囲で運動を継続して健康な体を手に入れましょう.
運動は継続が大事です.
〈まとめ〉
狭心症に対する運動の効果
①心拍数が少なくなると心臓の負担が減る
②血圧が下がると心臓の負担が減る
③運動で動脈硬化の危険因子が改善する
④自律神経のバランスが整うことで血流が改善する
⑤運動後に筋肉がほぐれると血流が改善する
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