2022年11月23日水曜日

坐骨神経痛が出たときの対処法(治し方)/即効性のあるストレッチを紹介します

坐骨神経痛に悩まされている方は多いですよね.今回は坐骨神経痛にお困りの方へ向けて,即効性のある治し方を紹介します.対処法は自分でできる筋肉ほぐしとストレッチがあります.


まずは坐骨神経痛の簡単な解説です.

坐骨神経痛とは坐骨神経がストレスを受けていることでお尻や脚のうしろ側に痛みやしびれなどの症状がでることです.

坐骨神経が受けるストレスとは主に圧迫です.圧迫というのは坐骨神経が首を絞められていると思っていただくとわかりやすいかもしれません.坐骨神経痛を引き起こしやすい場所は下の2つです.

①腰のヘルニアが坐骨神経の根本を圧迫した結果,坐骨神経痛が起こる.

お尻の筋肉(梨状筋)が張る(こる)ことで坐骨神経を圧迫して坐骨神経痛が起こる.


簡単な見分け方としては,腰を丸めると症状が出るかどうかです.腰を丸めるとヘルニアによる刺激が強くなりますので①が原因となります.坐骨神経痛に限定すると,腰を丸くすることで症状が強くなる場合は,ヘルニアによる坐骨神経痛と判断して良いでしょう.MRIのある整形外科で診察してもらうと,はっきりすると思います.下の画像は腰を丸くしたときにヘルニアが坐骨神経の根本を圧迫している様子です.ヘルニアというのは塊(かたまり)という意味です.①のヘルニアによる坐骨神経痛については別の機会に詳細を解説します.ヘルニアが原因の場合は,腰を丸くすると坐骨神経症状がでることが多いので腰を丸めないことが対策です.

②の梨状筋が坐骨神経痛の原因である場合は長時間同じ姿勢をしているときやお尻の筋肉に負担がかかることをしていると症状が現れます.例えば,デスクワークや車の運転などで同じ姿勢を長時間続けると,お尻の筋肉は張ってきます.梨状筋が張ってくると,梨状筋の近くを通る坐骨神経が圧迫されて坐骨神経痛がでます.

また,筋肉は疲れると張ってきます.お尻の筋肉の疲れも坐骨神経痛を引き起こす原因の一つです.梨状筋の筋力が強くなると疲れにくくなります.

こういった「梨状筋が坐骨神経痛を引き起こす」ことを整形外科学では梨状筋症候群と呼びます.梨状筋症候群は梨状筋と坐骨神経の位置関係によって起こります.お尻の深いところ(深層)には梨状筋があります.下の画像のように人体の構造上,梨状筋のすぐそばを坐骨神経が通っています.なので,梨状筋が張ってきて周りを圧迫すると,そこに坐骨神経があるのでストレスを感じて症状が現れるのです.

では,坐骨神経痛が出たときの治し方はどうしたらいいかというと,梨状筋が張った状態を改善させればいいのです.❶梨状筋をほぐしましょう.❷ストレッチするのもいいと思います.また,梨状筋を張らせないようにすることも大事です.筋肉が張らないようにするためには,❸同じ姿勢を続けないことが大事です.❹梨状筋に疲れを溜めないことも大切です.


まずは梨状筋をボールを使ってほぐす方法の紹介です.ボールは筋膜ローラーやフォームローラーと呼ばれるものでも大丈夫です.ボールの方がどこででもできると思います.ある程度硬いほうがいいです.ボールが小さいほど圧が高いのでよく効きます.

座ってほぐす場合は下の画像のように片方のお尻の下にボールを当ててください.そのまま体重をかけてじっとしていると筋肉はほぐれてくれます.まんべんなくほぐすために,少しずつボールの位置を変えてください.あまり長い時間ボールを当てていると,逆に症状が強くなるのでご注意ください.ボールの大きさや硬さによって効き目が変わります.自分に合ったボールを探してみてください.

横になってほぐす場合は下の画像のようにお尻にしたにボールを置きます.
今回は右のお尻に当てているので,このあと右脚を伸ばして脱力します.次に左の足の裏で地面を押してボールに乗っていきましょう.座ってほぐすより効果が高い印象です.

次にセルフストレッチの方法です.下の画像は座ってストレッチをする場合です.画像を参考にして,症状がある方の脚を上にして脚を組んでください.

下の画像のように,骨盤を立てて姿勢を良くすると,お尻が伸ばされる感じがしてきます.5秒~10秒ほど続けることを繰り返してください.徐々にストレッチする時間を長くしてもいいのですが,1回の時間は最大30秒までにしてください.症状がなくなれば完了です.

最後に寝たままストレッチする方法です.下の画像のように症状がある方の脚を組みます.

下にある方の太ももをつかんで,手前に引き寄せます.お尻にストレッチされている感覚があれば,成功です.そのまましばらくの間,状態をキープしてください.

今回はここまでです.

梨状筋のトレーニングは後日更新します.

〈まとめ〉

①坐骨神経痛の原因はヘルニアか梨状筋

②ヘルニアが原因なら姿勢を変える

③梨状筋が原因ならボールでほぐすかストレッチでゆるめる

④同じ姿勢を続けない

⑤梨状筋を鍛える

お問い合せはLINE公式アカウントhttps://lin.ee/oX4OZQi

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