2022年11月29日火曜日

あなたの血流は大丈夫?血流が悪いと起こる症状と原因を紹介/血流を良くする運動とストレッチも紹介します

皆さんはご自分の血流をどう感じていらっしゃいますか?女性に多いのは血流が悪いことによる冷え性ではないでしょうか?今回は血流にまつわるお話です.血流が悪いことで出る症状やその原因を紹介します.後半には血流を良くする運動やストレッチ方法も紹介します.血流を良くして,現在の症状を改善させ,将来の病気を予防しましょう.

どうやって身体の隅々に栄養を送っているかご存知でしょうか?その答えは血流です.血液の中に栄養や酸素が溶け込んでいるのです.血液の中に栄養が含まれているので,ケガをしたあとにはケガからの回復のために新鮮な血液が必要になります.

血液の中に栄養や酸素が含まれているので,血流が悪いとさまざまな悪影響が出てきます.具体例としては以下の通りです.

・肩こり(肩がこるから血流が悪くなる,血流が悪いから肩がこる)

・首の血流が悪いと頭痛

・むくみ,冷え性,腰痛

・脊柱管狭窄症の間欠性跛行は,「歩いているとだんだん痛みやしびれが出てきて歩けなくなり,座って休むとまた歩けるようになる」症状が出る

・心臓の血行が悪くなると心疾患

・肌に栄養が行き届かないと肌荒れ

・運動では酸素が届かずに有酸素運動ができない⇒脂肪をエネルギーに換えられない

・倦怠感

・ケガからの回復が遅れる

・他にもたくさん


次に血流を悪くする原因を紹介します.主にはたばこの作用交感神経の興奮筋肉による圧迫です.

・たばこは毛細血管を収縮させて血流を悪化させる

・交感神経の亢進は血管を収縮させる

・ストレスは交感神経を亢進させる

・緊張も交感神経を亢進させる

・寝る直前までスマホやパソコンやテレビを観る

・冷えは筋肉を収縮させるので,近くを通る血管を圧迫して血流を悪くする

・こりは筋肉が収縮している状態

・悪い姿勢は筋肉を伸ばしてしまい,筋肉による血管の圧迫につながる

・高血圧とは血管への圧が高いということ

たばこは血流を悪くするので,血流が悪いと起こる症状の中で思い当たるものがある方はしばらくの間だけでも禁煙したり,本数を減らしてみたりしてはいかがでしょうか?私がリハビリを提供するときには患者さんが愛煙家であろうと嫌煙家であろうとたばこから離れることを提案します.受け入れられるか拒否されるかは本人次第ですが,リハビリで回復したいと願っている方にとって,タバコはオススメできません.受動喫煙はなおさら良くないと言えます.嫌われるのは覚悟のうえで提案だけはしています.自分のため,血流が悪いと起こる症状に困っている愛するパートナーのためにも禁煙・卒煙してみてはいかがでしょうか.

ただ,タバコも全部がダメなわけではありません.他で血流にいいことをしてあげれば,多少はいいと思います.禁煙でストレスが増えるよりも,ほどほどに楽しみながら他でバランスをとることも大事だと思います.

下の画像は筋肉のこり(筋緊張)が血管を圧迫している様子です.血管は筋肉と同じ方向に並走しているものもありますが,筋肉をつらぬいている血管もあります.筋肉がこって血管を圧迫すると,血液の流れが悪くなります.

また,交感神経の亢進は血管の収縮を引き起こします.血管が収縮すると,血液が通りにくくなるので,症状が出てしまいます.交感神経はストレスや緊張状態で亢進します.他にもハードすぎる運動も交感神経の亢進につながります.逆にリラックスしているときには副交感神経が亢進するので,血管が弛緩して血流がよくなります.

下を向いた姿勢は首のうしろの筋肉が張って血流が悪くなります.また,人の頭は約5kgといわれていますが,下を向いた状態では頭を支える首のうしろ側の筋肉への負担が増えることになります.


逆に血流を良くするものを紹介します.

・運動は交感神経を高めることになるが,適度な運動をすることで自律神経のメリハリが効いて運動後の副交感神経が高まりやすくなる

・体を温めると筋肉は柔らかくなり,血管の締め付けはゆるくなる

・コーヒーは末梢血管を拡張して血流を促進する

・ガムは脳の血流を良くしたり,副交感神経の働きを高める作用がある

・チョコのカカオは血流促進効果がある

・食後のリラックスタイムに交感神経を刺激しないようにする(寝る前のスマホ・テレビ,夜更かしは交感神経を高める)

・温かい飲み物は胃腸の血流を増やして副交感神経を活性化する

・ぬるめのお風呂は副交感神経を高める


血流を改善する方法としては運動やストレッチがあります.運動をするとこりがほぐれて血流がよくなります.また,筋肉にはポンプ作用があるので,筋肉を使うと血液を他の場所へ押し出してくれる働きがあります.その時に痛みの原因にもなる疲労物質を別の場所に移動させてくれる働きもあります.ただし,激しい運動は交感神経を高めることになるので,呼吸を楽にできるレベルがいいとされています.

ほんとうは肩こりや腰痛など症状のある部位の運動をするのが一番なのですが,すべての部位のトレーニングを紹介するのは難しいので,今回は「第2の心臓」とも呼ばれるふくらはぎのトレーニングを紹介します.ふくらはぎにある筋肉は,重力で足付近に溜まってしまった血液を心臓に向かって押し返してくれますので,足周辺のむくみにも効く有効です.

場所は階段や玄関の上がりかまちなどの支えがあるところが安全です.足の親指の付け根で立って,かかとは段差からはみ出して立ちましょう.そこからかかとを上げるとふくらはぎのトレーニングになります.

ただし,かかとを上げたところで小指に体重をかけすぎないように注意してください.かかとに体重をかけすぎると捻挫と同じ形になり,その状態で鍛えても実用性がありません.親指の付け根でかかとを押し上げましょう.筋肉は鍛えた角度でしか強く働けません.正しい使い方で鍛えましょう.下の画像で,見比べて正しい方法で鍛えてください.

もう一つの方法として,ストレッチがあります.ストレッチは硬く縮こまった筋肉を柔らかく伸ばしてくれるので,血管の圧迫が減って血流がよくなります.ストレッチも部位の数だけ方法があるので,今回は代表してふくらはぎの筋肉のストレッチだけを紹介します.ふくらはぎのストレッチだけでも全身の血行は良くなります.日常生活で足下に溜まった水分はふくらはぎの筋肉の作用で押し返してあげないとたまる一方です.これがむくみです.ストレッチによってふくらはぎの筋肉が元気を取り戻すと,足からの血行が改善して,他の部位の流れも良くなります.

筋トレとストレッチを別々で行うと時間がもったいないので,まとめて行いましょう.下の画像のように交互に繰り返すと時短になります.5秒かかと上げ,5秒ストレッチで10回ずつから始めてみてください.やりすぎは注意です.

血流が良くなると,肌ツヤや髪のツヤも出てくるので,いいことばかりです.運動とストレッチで健康な体を作りましょう.


〈まとめ〉

血流のお話

①血流が悪いと栄養や酸素が届きにくい

②血流が悪いと起こる症状がある

③血流を悪くする原因

④血流をよくするもの

⑤血流を改善する運動とストレッチ


お問い合せはLINE公式アカウントhttps://lin.ee/oX4OZQi

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